もみ殻シリカ含有「遮熱塗料」ヘルメット遮熱性実験
2019.09.12もみ殻シリカ含有「遮熱塗料」をヘルメットに塗布し、遮熱性実験を行いました。
最近の炎天下での作業は、ヘルメットを着用する作業者にとって大変危険です。建設、土木、警備など、ヘルメットが必須の作業者の安全対策として、ヘルメットの上から遮熱塗料を塗布する方法や、ヘルメットメーカーによる遮熱材質への転換が一つの解決策となるでしょう。
今回の実験では、同じヘルメットを2つ用意し、一方には遮熱塗料を塗布し、もう一方には何も塗布しない状態で比較しました。外部から白熱灯を照射し、外部温度と内部(着用時)の温度変化を観察しました。
実験結果では、白熱灯照射開始から5分後、ヘルメットの表面温度は常温29℃の時に、遮熱塗料を塗布したヘルメットが約41℃(温度差12℃)、何も塗布していないヘルメットが46℃(温度差17℃)に上昇しました。内部温度は、遮熱塗料を塗布したヘルメットが約33℃(温度差4℃)、何も塗布していないヘルメットが34℃(温度差5℃)となり、遮熱塗料が頭部を保護する効果が確認されました。